MistressCafeより:プロの女王様、「カレン女王様」のHPに過去に掲載していた日記です。お蔵入りしてしまうにはもったいないので、カレン女王様さんの許可を得て、再構成&転載させていただきました。カレン女王様さんなりの、"変態に対する愛”が表れている文章をピックアップさせていただいています。カレン女王様さんのご協力に深く感謝いたします。

はじめての夜

「お前、かわいいね。お家に連れて帰りたい」

桜の花が咲き乱れる頃、私は自分を探す旅へと漕ぎ出しました。 SMクラブの研修期間を終え、毎日が新しい自分を発見する喜びと興奮に満ちていました。 そこではSMプレイをする事が日常で、自分の嗜好を隠す必要もない。 信頼できる同僚、夢のような空間。ただ、そこにないのは、「パートナー」だけでした。

*****        *****        *****        *****

カレン女王様のおみ足「いらっしゃいませ、お履物をお預かり致します」
彼は伏し目がちで、そこに立っていました。 ボサボサのアタマ、剃り残しの目立つヒゲ、ヨレヨレのスーツ… 決して一目惚れするようなタイプではなかったのですが…(笑) 不覚にも、この 『いかにも自分では何も出来なそう』 な男性に、母性本能をくすぐられてしまった女王様がいました。 (別に誰の事とは言いませんが…)

彼の全身に縄を食い込ませると、四つん這いにさせてアナルにローションを塗りこみます。
「さ〜ぁ、そのいやらしい下のお口にたっぷり飲ませてあげようねぇ」 (お浣腸)
と、道具を見ると、何を血迷ったのか、研修中でさえ一度も道具を忘れた事などなかったこの女王様、浣腸器を持ってくるのを忘れてたっ。 (かなり舞い上がっていたらしい)
彼を 
「地下室の間」に四つん這いにさせたまま一人残し、道具を取りに走る走る(笑)

70分のプレイなのに、やたらとオーダーの項目が多かった彼、ペニスバンドを使おうにも
 「準備」が整っていない。 (拡張してたら、時間が足りなくなる!さぁ、どうしよう)
ラッシュを嗅がせ、無理矢理緩めたアナルにペニスバンドを挿入して犯しながら、はじめて、全身の毛穴が開いて汗が吹き出るような感覚を覚えてしまった女王様でした。

プレイが終わって、彼は小さく震えていました。
「恐かったの?」 とたずねても、首を横に振るだけ。でも、震えは止まらない。
彼を抱きしめて、その時の正直な気持ちを彼に伝えました。
「お前、かわいい。お前が欲しい。このまま、お家に連れて帰りたい。」

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どうすれば自分が開放されるのか、自分が何を求めているのか、ひとつの回答がここで明らかになったような気分でした。 

これが、最愛の彼との出会い。
2年前の今日。4月4日のことでした。

<99年4月4日>

 

エプロン奴隷、コージ

「お履き物をお預かりいたします」

背筋をピンと伸ばしてシャカシャカ歩く。きっと営業マンだ。

「カレンと申します、よろしくお願いいたします。本日のプレイは どのようになさいますか?」
どんな人だろう?つかめないなぁー。本当にMかしら・・・偉そうな態度!

「70分でお願いします。羞恥と、言葉責めと、ヒール責めと、・・・・・・・
それから、女装のAコースをお願いします。色は赤か黒で・・・・・・・」

なんだー。ソフトプレイね。それにしても、営業マンのしゃべり方そのもの!
「・・・かしこまりました。それでは、シャワーをお使いになってお待ち下さい」
私じゃ不満そうね。さっさと済ませちゃお。

「あっ、あのー、女王様!失礼ですが、女王様、大学はー・・・行きましたか?」はい。(何なの?この人・・・)
「四年制ですか?短大ですか?」四年制です。(だから、どうしたって言うの?)
「失礼ですが、どちらの学校ですか?」○×音楽大学。一流でしょ?バカだけど・・・(お見合いのつもりかしら?)

「あぁ、高学歴の女王様!お探ししておりましたー!」と言って、いきなり土下座。
ぅわっ!目が・・・目がトロンとしてる!どおしたんだぁ〜!さっきまでの偉そうな態度はどこにいったんだ〜?急にMになるなよ〜!びっくりするじゃないか〜!こっ、こらっ!寄るな!!

「シャワーをお使いになっておまちくださいませ!」
あぁ、びっくりした。変な人!

コージ。32才。某メーカーの管理職。もちろん、営業。これが、彼との出会い。今年の四月・・・グー太郎と初めて会った日の前日のことでした。

着替えを済ませてルームに入ると、彼はまだ先ほどの調子で、目がトロンとして口まで半開きになっているじゃありませんか。こうなると、私の方が押されぎみで、逃げ出したくなってくるような迫力さえ感じます。椅子にかけると、彼は私のヒールを舐めながら、「あぁ、高学歴の女王様〜!」
私はまだ何もしていないのに、1人で陶酔しちゃってる。足に力を入れて、爪先を彼の口に押し込んで、「お黙りなさい!挨拶がまだでしょ!」 プレイ開始!

ところが、彼、何もできない。 本当に、何もできない。アナルは指一本がやっと。 浣腸は1:4の 超薄めでも100cc。 ガマンもできなくて、入れてる最中に噴射! 鞭は、見せただけで「お許しください!」

「お前は、いったい何だったらできるの?!」
彼、恐縮しちゃってる。そして、私の目を見て
「エプロン奴隷にしてもらうのが夢です。女王様をお慰めして、可愛がって頂けたら・・・ いえ、女王様のお近くに置いてもらえるだけでも幸せです。女王様の為に、働きたいです。」

「ふーん。じゃ、お料理とかできるの?」 あっ、いえ、できません。
「お掃除は?お洗濯は?」 あっ、あのー、教えて頂ければ、覚えます!
「じゃ、何もできないんじゃない!役立たず!」バコッ!

この日から、私が店をクビになるまでの5ヶ月間、指名で月2〜3回、通ってきました。SMのプレイは苦手なものの、彼はなかなか芸達者で、エプロン奴隷と言うよりも、ペットとして遊んであげるようになりました。彼の言葉どおり、いつも全力で私を楽しませようとしてくれました。
女装ストリップショー、変態ダンス、立ちウンコ、卵を産むニワトリのマネ・・・
私も心から笑いました。おなかをかかえて、大口開けて笑いました。

「女王様、私は女王様の一番の奴隷になれますか?」
ごめんね。今、好きな人がいるの。コージと同じ時期に知り合ったM男くんなの。そのひとがいなければ、コージが一番だったよ。本当よ!

「女王様、今日は元気がないみたい。どこかお体の具合でも?」
あのね、彼が・・・。 彼の奥さん、妊娠したんだって。 妻に愛情はないって言ってたのに・・・。私、騙されたの?私が風俗の女だから、遊ばれたの?

女王様、泣かないで、どうか泣かないで下さい。私では代りになりませんか?私を気が済むまで叩いて下さい。私を彼だと思って!憎いでしょう。辛いでしょう。さあ、私を・・・。女王様の痛みに比べたら・・・。私はどうなっても・・・。

「何言ってるの。お前は、鞭も、スパンキングも苦手なくせに・・・」
あぁ、女王様、私は女王様を風俗の女性とは思っていません。私が一番知っています。女王様は、お優しくて、お美しくて、本当に優れたお方です。こんな方は、初めてでした。女王様と呼ぶにふさわしいお方です。遊ばれたなんて、どうかおっしゃらないで下さい。辛すぎます。女王様は、誰よりも幸せになるにふさわしいお方です。私は、その男を許しません。私は・・・

「さすがに営業マンね。減らないお口だこと。気に入らない・・・」
それから、彼の両頬をスパンキング。一発入る毎に「私は女王様を泣かせたりしません!」と叫びながら、彼は本当によく耐えました。その気持が嬉しくてそれから二人で、声を上げて泣きました。私が彼の前で乱れたのは、後にも先にも、これ一度だけでした。それでも彼は私の所へ通ってくれました。そして、いつも笑わせてくれました。女王様を楽しませるために。
彼の求めていたのは、本当は何だったんでしょう。本当に、あれで、彼は満足できていたのでしょうか。もっと、他にしてあげる事は無かったのでしょうか。

彼にはお別れの挨拶さえできませんでした。いつか、どこかでもう一度会えるでしょうか。私が慰められたこと、嬉しかったことを伝えられるでしょうか。
エプロン奴隷とのプレイには、性的な興奮は感じません。ただ、精神的な満足安らぎは彼らとのプレイが一番感じます。傅かれ、守られる事は、どの女性にとっても「安らぎを感じる事」でしょうから。あたりまえ、かしら。

前の店で、高級ソープから「転職」してきたM子「ミキちゃん」の言葉から。
「ソープでは、裸と裸で肌をふれあうから、相手の気持が解かっちゃうのよね。お客さんだって、同じように私の気持が見えてると思うの。恐いことだけど。SMは、心も裸になって、肌をふれあってるでしょ?演技は通用しないわ。」

心を裸にしてふれあう。いったい何人の人とできるでしょうか。ああ、クリスマスイブだなぁ。私は、クリスマスイブを、恋人と過ごした事がありません。日本中の人が、大切な人と過ごす日に、彼との思い出を皆さんにお話できてよかった。 彼が居てくれたら、きっと慰めてくれたよね!

コージ!メリークリスマス! あなたのことは、わすれません。

皆さんにも。メリークリスマス!

<97年12月>


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