健二さんの作品<マゾ奴隷・健二の雑記帳>


10.あるマゾ奴隷の心情(1)

 

 「家畜奴隷」、「便器奴隷」という言葉は、私にとりましては聞くだけでゾク ゾクするこの上もなく魅惑的なものでございます。

 私のようなマゾ男は、常にお若い、お美しい女性の奴隷としてお側にお仕え申 上げ、家畜同様にこき使われて、蔑まれ、馬鹿にされて、出来ることなら人間便器と して御使役を賜わる栄誉に預かりたいと念願しているからでございます。

 私にとりましては、御家庭の若奥様、お嬢様は勿論、OL様、女子学生様、ホ ステス様、或いは風俗界でお仕事を遊ばす御方であっても、全てのお若い、お美しい 女性は私よりも数段、御身分の高い、雲の上の尊い御存在でございます。(ただ真に 恐れ多いことではございますが、私のような賎しいマゾ奴隷にもお仕え申上げたい女 性様には好みがございます。これにつきましては別稿でご紹介いたします)

私が特に尊敬の念を覚えますのは、高級クラブのママ様やホステス様のように世 の男共を踏み台に華やかにお過ごし遊ばす女性様でございます。

 中でも、この上もなく偉大で、高貴な御存在として日頃からご崇拝申し上げて おりますのは「プロのS女王様」でございます。

 お仕事とは言え、SMクラブでは数多くのM男の上に御君臨遊ばし、私生活で は専属奴隷にかしづかれて優雅な日々でございます。

 鞭とハイヒールでM男を完全に支配し、人生を思いのままに華やかにお過ごし 遊ばすのでございます。

 M男を鞭で打ちのめし、ハイヒールで蹴りつけるなど、普通では絶対に他人に 対しては出来ないことを思いのままにやりたい放題にして、私などとは比較にならな いほ

どの高給をお取り遊ばします。

 S女王様のご意志のままにいたぶられ、おもちゃにされ、蔑んで戴くために、 M男は自ら進んで全裸になっておみ足の下にひれ伏すのでございます。

 M男の顔の上に平然とお尻を下ろされ、おみ足の裏でM男の顔や頭をお踏みつ けになるS女王様の御尊姿は、まことに神々しいばかりでございます。

 S女王様にとりましては最も汚らわしい、無価値の御排泄物ですら、M男に とっては最も貴重な宝物であり、M男の口に惜しげもなく御聖水や黄金を御下賜遊ば すS女王様の偉大さに私は心から敬服申し上げるのでございます。

 私は長年の間、お美しい女性の奴隷としてお仕え申上げることのみを夢見てま いりましたが、出来ることなら、このようにM男を手玉にとって、尊大にお暮らし遊 ばす「プロのS女王様」のお側で専属奴隷として御使役を賜ればどんなに幸せかと念 願してまいりました。

 しかしながら現実にはこのような幸運が訪れるはずもなく、ただ悶々とした 日々を送って来たのでございます。そして仕方なくSM誌やマゾビデオで気を紛らわ し、時々レーヌの女王様方に召使奴隷としてお仕えさせて戴くのが精一杯でございま した。 しかしレーヌで実際に女王様方にお仕え申上げる中で自分の未熟さを悟るに つれて、これまでの自分の願望が何と思い上がった願いであったのかを身にしみて感 じ、目の覚める思いでございました。

 恥ずかしい話ですが、これまで私としては自分なりに奴隷としての心構えは出 来ているつもりでございましたが、レーヌで生身の女王様方に実際にお仕え申上がて 初めて、奴隷の道の奥深さ、難しさを痛感いたしました。

 SM誌等で「女王様の召使として」、「女王様の下僕として」、「女王様の奴 隷として」など、表現は違っても、書いた本人は区別無く使用しているのではないか と疑いたくなる文章を時々、見かけますが、召使、下僕と奴隷は全く異質のものであ り、本質的に違うものであることを再認識させて戴いたのでした。

 簡単に言えば、召使や下僕は女御主人様にお仕え申上げる点では同じでも、人 間としての意思を持つことを許された存在でございますが、奴隷はその行動の全てが 女御主人様の御意志に基づくものであり、自分の判断は全く許されない、人間を放棄 した存在なのでございます。

 このように考えますと半端な心構えでは奴隷としてのお勤めは出来ないこと、 私のような未熟者が専属奴隷としてお仕え申上げるのは、女御主人様に対して非礼極 まりない事であることが判ります。

 そしてSMクラブで女王様にお仕え申上げるのと、女御主人様の専属奴隷とし てお側にお仕え申上げるのとでは全く違うことを認識しなければならないことも悟り ました。SMクラブではいかに賎しい奴隷が相手とは言え、女王様方はあくまでもお 仕事として奴隷をいじめて戴くわけであり、女王様方もある程度は奴隷の希望や気持 ちをお考え戴きながら行動遊ばします。

 しかし専属奴隷として女御主人様の御身廻りの御用に後使役を戴く奴隷に対し ては何の遠慮もなくお振る舞い戴けるわけでございます。

 このように奴隷に対して絶対権力をお持ちの女御主人様の専属奴隷として後使 役を賜り御満足を戴ける御奉仕をさせて戴くには、私自身、まだまだ未熟であり、御 躾、御調教を戴かねばならないことの多さを反省し、情けなくなる毎日でございま す。

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