健二さんの作品<マゾ奴隷・健二の雑記帳>





あるマゾ奴隷の心情(4)

 
「御主人様」の御慈悲を賜り、お側近くでお仕え申上げるお許しを戴いた場合、マ
ゾ奴隷は「御主人様」のお住まいに飼って戴いて「住込み専属奴隷」となります。
 勿論、「住込み専属奴隷」は社会から全く隔離された状態に置かれ、全ての社会生
活を放棄しなければなりません。
 当然ながら「御主人様」に対する御奉仕のみが、「住込み専属奴隷」にとっては生
きる目的でございます。
毎朝、ベッドの中でお目覚め遊ばした「御主人様」に、今日も一日、奴隷としての
お勤めをさせて戴くお礼を申し上げてから、夜、お寝み遊ばす「御主人様」に今日一
日、奴隷として御使役を戴いたお礼を申し上げるまで、全てを「御主人様」のお為に
のみ行動することになります。
勿論、お寝み遊ばした後も、何時、「御主人様」の御用命があるかも知れず、一日
24時間、常に御用命に対応出来るように待機申し上げるのが「住込み専属奴隷」の
役目でございます。
 従って原則的に「御主人様」の御在宅時は、たとえ夜でもぐっすり眠ることなど許
されないのが「住込み専属奴隷」の宿命でございます。
 

しかし「住込み専属奴隷」にして戴いたとは申しましても、もともとは人間の
端く
れであり、最低限の睡眠は取らせて戴かなければ長期間にわたるお勤めは出来ません
ので、特別のご配慮を賜り、「御主人様」の御寝室の片隅に繋がれて、平伏の姿勢で
仮眠を取らせて戴くことになります。
お寝み遊ばした後の御用はお飲み物のご所望や、御寝室の温度調整など雑多でござ
いますが、奴隷が最も緊張しますのは「御主人様」のおトイレの御用でございます。
「住込み専属奴隷」は「御主人様」の御意向をいち早く感じ取り、ベッドの下に這い
寄り、御用命をお待ち申し上げなければなりません。
 この場合、「御主人様」が本格的にお目を覚まされることのないように、夢うつつ
のままで御奉仕をお受けになれるようにお仕え申上げるのが、「住込み専属奴隷」と
しての大切な心得でございます。
 

「御主人様」の御不在の折には特別のお許しがあれば休息させて戴けることも
ござ
いますが、「御主人様」の御不在の時は、お洗濯、お掃除、お靴のお手入れ等、様々
なお勤めがございますので、「住込み専属奴隷」にはゆっくり休息をとる暇などない
のが実情でございます。
 このように「住込み専属奴隷」には精神的には勿論、肉体的にも厳しい試練が待っ
ており、「住込み専属奴隷」として御使役を賜れるようになるまでには「御主人様」
の厳しいお躾と御調教によって、この試練を乗り切れる精神力と体力の養成が不可欠
になります。
 「御主人様」が「住込み専属奴隷」を御自宅にお飼い遊ばすのは、「御主人様」に
おかれましても御決断の必要なことであろうかと存じ上げます。「御主人様」には社
会生活があり、当然のことながら御家族や御友人との御関係もお持ちでございますか
ら「住込み専属奴隷」の存在が「御主人様」に御迷惑、御不便をお掛けすること
が予想されるからでございます。
 

「御主人様」にとりましては、「住込み専属奴隷」は御自身が快適な生活をお
楽し
み遊ばすための道具であり、「住込み専属奴隷」の存在が「御主人様」にとって肉体
的には勿論のこと、お気持ちの上でも、経済的にも、いささかなりとも御負担になる
ようなことがあれば全く価値がありません。
 「御主人様」が御自分の手足をお使い遊ばすのと変わらないご気分で御奉仕をお受
けになれるように自然にお仕え出来なければ「住込み専属奴隷」の存在意義は無いわ
けでございます。
 従って「住込み専属奴隷」は「御主人様」への御奉仕に熟達することは最低限の必
要要件として、「御主人様」の社会生活に御迷惑をお掛けしないように心掛けること
も大切な務めでございます。
 このように考えれば、「御主人様」の御意向にもよりますが、「住込み専属奴隷」
は「御主人様」の御家族、御友人の皆様にも奴隷としてお認め戴いた存在にして戴く
か、或いは徹底的に隠れた存在として、「御主人様」の御寝室の片隅に人知れずお飼
い戴くかのいずれかの道を歩むことになるのではないかと想像されます。
 

しかしながら、隠れた存在として「御主人様」にお仕え申上げることは長期間
にな
れば不可能に近いことであり、結局は「御主人様」の御家族、御友人にも奴隷として
お認め戴いて、「御主人様」の御命令があれば、皆様に奴隷としてお仕え申上げる賎
しい身分として生きていくしかないのではないかと想像されます。
 「住込み専属奴隷」としては、出来ることであれば御崇拝申し上げる「御主人様」
だけに御使役を賜りたいのが本当の気持ちであり、このようにやむを得ず、「御主人
様」の御意向により不特定の御方にお仕え申上げる身分におとしめられるのも、「住
込み専属奴隷」が味あわなければならない厳しい試練でございます。

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