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黒い天使様
僕はまだ小学生 僕は虐められっこで
その日も下校途中数人のクラスメートに囲まれてた,
ランドセルを叩かれて小石を食べろと言われた、
唇を噤んで首を横に振るのが精一杯で 悔しくて悔しくて涙がたくさん出た。
クラスメートが無理やり小石を僕の唇に押し付けたときだった
「やめなさい!!!」
真っ黒な車から 知らないお姉さんが降りてきて 僕を助けてくれた。
「こっちに来なさい,」
そう言って僕を車に乗せてくれた。
「かわいそうにね、、お姉さんで良かったらお話聞くよ?」
「本当に?」
お姉さんの家に連れてってもらってから
僕の為にと3つもの塾へ通わせてくれるママにさえ
話したこと無かった事 全部聞いてくれたんだ,
他の誰よりも優しかった
「僕? 学校に行くのが嫌ならずっとここにいてもいいんだよ,」
「本当に???」
「そのかわり 外には出られないよ、 また虐められちゃうから。」
「え・・・??」
確かに 外に出てあのクラスメートたちに見つかったらまた虐められる
家に帰ったら ママに学校へ行けと言われる。
それにここにはお菓子やジュースや やったこと無いゲームもあった。
「うん、 僕,ずっとここにいるよ,」
お姉さんは僕のママに電話をかけてくれた
ママが心配しないように「僕は元気だよ」と言いなってお姉さんに言われたから。
ママと話すとまた勉強しろとか言われちゃうからその一言だけね,
それから僕は学校へ行かない代わりに お姉さんの身の回りの雑用をした
僕がヘマをするとお姉さんは 僕を裸にしてぶったりした
でも、クラスメートに叩かれたときやママに叱られたときとは全然違ったんだ
だから僕はお姉さんに気に入られるようにじっと耐えた
なのに
お別れの日は突然やってきた
ある朝
数人の 大人がドタドタと部屋に入ってきた。
僕はその大人達がお姉さんの腕を掴んで何だか難しい言葉で怒鳴ってるのを見て
怖くて震えてしまった。
怖くて泣いてしまった。
肩を埋めたお姉さんが その大人に連れられて部屋を出て行く時
最後に振り返って
頬に一線の涙を伝わせながら 笑顔を見せてくれた
天使の笑顔だった
その後になって 僕も悪魔みたいな大人達に囲まれて お姉さんのこと色々聞かれ
た。
おにぎりやジャムパンなんかを出してくれたけど
僕はお姉さんを連れていった悪魔が怖くて
話す事も食べることも出来なかった。
僕を助けてくれた 天使様
真っ黒い服ばかりな天使様
きっと もう 会えないような気がするけど
元気でいてね
楽しかったよ。
天使様
小学一年生の男児が身代金目的の男に誘拐される事件があった。県警は三十日、約二週間ぶりに児童を無事保護し、犯人の男 草原ぺる(22)を逮捕した。
県警が、犯人の草原容疑者から自宅にかかった電話の逆探知に成功し容疑者を割り出したことが犯人逮捕のきっかけとなった。 児童は下校途中の午後四時ごろ、行方がわからなくなった。黒い車に乗る込んでいくのを見たと言うクラスメートの情報も有力な手がかりとなっていた。
草原容疑者は二回目の電話で一千万円を要求し、身代金目的の誘拐とわかったが児童の身体には数箇所のあざや縛られた跡が残っていたことから暴行の疑いもあり
調べを進めているが保護された児童は誘拐された恐怖から口を閉ざしている。
差し入れられた食べ物にも全く手をつけられない状態だと言う。
捜査本部は近く、草原容疑者を現場に立ち会わせて事件再現のための現場検証を行うが事件の重大性や普段から女装をしている草原容疑者の病歴や職歴などの捜査が複雑多岐にわたることを考慮し、鑑定留置が必要と判断。そのための資料収集や被害者からの事情聴取など事件の全容解明のため慎重に調べを進めることにしている。
草原容疑者は容疑を全面的に認めているが取り調べ中に「これは仕組まれたSMじゃねぇ!」と叫んだり意味不明なことを口走ってると言う。
----THE END-------
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