LUKAS SPIRAさんによるスカリフィケーション見学レポ〜ト

 

←トーチャーでお知り合いになったDくんこと「サソリくん」(勝手に私が命名)。彼の胸のサソリのスカリフィケーションは、「ルーカス氏」というスカーの第一人者の方に入れてもらったものです。その彼が、さらに背中に龍をルーカス氏に入れてもらうというので見学さしてもらいました。(血がダメな人は見ない方がいいです。)

スカリフィケーションとは、皮膚表面を切ることによって傷をつけ、その傷で身体に模様を残す技法です。ただ切るだけではなく、治りにくい傷跡が残るように切らなければならないので、技術が必要なのです。

施術は某ホテルの一室にて行われました。

 

 

<超余談>私がいつも刺青を彫っていただいている彫り師(和彫り)の方に伺ったんですが、昔は「ハッタリ傷」といって、ヤクザの人がハクを出すため、自分の顔にわざとキズをつけるというのをやっていたそうです。その際、キズが消えないように「ニンニク」をすりこんでいたそうです。ホホゥ〜〜っと思いました。

 

 


絵柄について打ち合わせをしつつ下書きをしていきます。これが一番時間かかります。2時間ぐらい。

まずは朱色でイメージを描き、次に黒で下絵を書きます。

背中なので、サソリくんには絵が見えません。ちょっと不安。ときどきデジカメで撮った写真を見せてあげつつ進行。

下絵完成です。サソリくん希望の龍の絵柄です。ルーカス氏は和彫りの刺青写真集を参考にしつつ描きました。

いよいよカッティング開始です。大量の血が出るので、下にビニールシートをひき、背中にはペーバータオルたくさん。

刃先をとりかえるタイプのディスポメスでサクサク切っていきます。 ちなみに刃先は終わるまでに3回取り替えてました。

サソリくんに「痛い?」って聞いたら痛くないとのこと。

「それより消毒液かけられるとしみるのが痛ってえ!」
だって。


血をふき取りながら切っていきます。スカリフィケーションは傷跡の肉芽を利用したボディアートなので、同じところを2回切るんですね。切り口がV字になるように。なるほどーと思いました。切られるほうは2回目カットがつらいだろうと想像( ̄ー ̄;

2回めカット突入。

サソリくん、このあたりから顔の血の気がひいてるのがあきらかにわかります。顔色が真っ白。大量出血してますからねえ。

そういえば施術前に「自己責任でこの施術を受けます」というような念書にサインをしていました。


「消毒液がしみる!!」

切り始めてから約1時間。やっと終了〜〜〜。 思わず皆から「よく頑張ったね〜」の拍手。

キレイに血をふき取ったあと。

サソリくん顔色真っ青です。

ルーカス氏は最後に和紙のようなものを背中に当てて…

ほ〜ら魚拓?が取れたよ〜〜ん

魚拓、いや血の龍拓(笑)はサソリくんお土産にもらいました。

 

傷跡がワザと残るように、このあとのケアも大変だそうです。

スカーじたいの歴史は古い(ワニを信仰するアフリカの部族の人などが、背中をわざと傷つけ、ワニの背中のようにトゲを作ったりしていた)けども、このような近代的な手法=メスを使って絵柄を彫る=は歴史が浅いうえ、どれぐらいの傷跡が残るかは体質にも依るため、なかなかきれいに絵柄が浮き上がるのは難しいそうです。

ちなみに、サソリくんの龍の絵のその後はこのあとの「トーチャーガーデンレポ」に掲載しますので見てみてくださいな。

ごめんなさい、お名前うかがったのにメモなくしてしまいました(泣)

この前日にイベントでルーカス氏にスカーを入れてもらったという女の子。

自傷(手首)の痕と、根性焼きの痕を利用して抽象的な模様を描いてもらったとのこと。
「これでもうカッティング(自傷)しないぞーって思って」。

ごめんなさい、こちらの女性にもお名前うかがったのにメモなくしてしまいました(泣)

なかなかカッコイイ模様です。

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