

翌朝、誠司は午前6時30分に目が覚めた。すでに早紀も起きているようで、ごそごそと動いている。7時になった。ドアが開く音がした。と同時に早紀が飛び起き、ドアへ一目散に走り、奈々子を突き飛ばして廊下へ出た。早紀は出口を求め、廊下を走った。がドアは全て施錠されており、階段の所もシャッターが閉まっていた。行き場を失った早紀を奈々子と他の部屋の教育係4人が追いつめて、捕獲した。早紀は部屋へ戻され、しばらくして奈々子が縄を持って戻ってきた。
「布団を片づけて。」
奈々子は静かに言った。5人はそそくさと布団を片づけた。そして、自分の前に早紀を正座させた。
「今日1日中反省しててもらいます。」
そう言うと早紀の体操着とブルマを脱がせた。さらに早紀の上半身に縄を巻き付けていった。縄は股間にも通され、早紀は苦しそうな顔をした。手足は自由がきくようになっていた。縛られた早紀に、奈々子は制服を着ろと言い、早紀はゆっくりセーラー服を着始めた。早紀は外から見れば体を縄で締め付けられているとは思えないが、時折、腰のあたりがチラッと見えるときに縄もチラッと見えた。
奈々子はそれを見ていた4人に対しても制服に着替えるように言った。それを受けて立ち上がった誠司を見て奈々子はにやにやしながら、
「あなた、昨日の夜、自慰行為をしたわね。」
誠司はあわててブルマを確認した。すると水色のブルマにはシミができていた。誠司は言い逃れすることができなかった。奈々子は再び部屋を出ていき、縄を持って戻ってきた。誠司は言われるでもなく、奈々子の前に正座した。誠司は早紀と同じく、縛り付けられた。さらにその上にセーラー服を着た。誠司はこの不思議な感覚に勃起した。
奈々子は3人に首輪と手錠・足枷を付けるように言った。誠司と早紀には部屋で正座をして待つように言った。
「あなたたちは朝御飯抜きよ。」
奈々子は3人を連れて部屋を出ていった。部屋には2人が取り残された。早紀は泣いていた。
30分もすると奈々子が3人を連れて戻ってきた。奈々子は2人を見て、
「どう、反省した?」
早紀は、
「はい。」
と答えた。誠司も、
「はい。」
とりあえず答えた。
「今度、何かやったらこんなんじゃすまないわよ。」
奈々子はセーラー服の下では縄で締め付けられている2人に首輪を付け、手錠・足枷を付けた。
「じゃあ、教室にいきましょう。」
5人は奈々子に先導されて、廊下を歩いていった。早紀が逃走しようとしたときにはシャッターが降りていた階段の所も、今はシャッターが開けられている。早紀は歩くと縄で股間が刺激されるのを必死で耐えた。
1年F組の教室に着くと、すでに他の部屋の5人組も来ていた。席は5x5で配置され、奈々子は5人をつなぐ首輪を外し、誠司たちを一番後ろの列に5人1列になって座らせ、
「ちゃんと先生の言うこときくのよ。」
と言って教室を出ていった。
チャイムが鳴って、しばらくすると3人の女性が鞭を持って現れた。そのうち2人は教室の後ろ両端に置かれた椅子に座った。ちょうど25人を監視する形だ。
教壇に立った女性が話し始めた。
「このクラスの今日の担当の理恵です。後ろに座ってるのは調教係の先生。態度の悪い子がいたらその場でお仕置きしてもらうこともあります。」
新入生たちは誰1人ピクリとも動かなかった。
「ざっと入学試験の結果を見せてもらったけど、あなたたち本当に中学校で勉強してたの?奴隷とはいえ、中卒レベルの学力は身につけててもらわないとね。」
理恵は25人を見下すような言い方をした。
「とにかく、みんな高校の勉強なんてできるような頭じゃないから授業は中学校の復習が中心になるわ。今日は数学よ。」
そう言うと、理恵はさっそく授業を始めた。
「教科書は使いません。みんなの机の中にはノートと筆記用具が入ってるはずだから、必要があれば使用しても構わないわ。」
理恵は黒板に中学校数学の導入となる文字式を説明しながら書いていった。誠司はあまりのつまらなさにウトウトとしてしまった。
「はい、じゃあ誰かにこれを解いてもらいましょう。」
理恵はそう言うと、座りながら眠った誠司を見つけ、
「149番の子、前に出てこれ解いてみて。」
生徒たちは番号順に座らされているので、理恵には誠司の番号がすぐに分かった。誠司は眠り続けたままだった。
「おい。」
誠司は軽く頬を叩かれる感覚で目が覚めた。背中には調教係の先生が立っていた。
「しょうがないわねえ、早くこれを解いてちょうだい。」
理恵は笑みを浮かべながら言った。黒板には1次方程式の微妙に難しい問題が書かれていた。誠司はやっと自分が指名され問題を解くように言われていると気づいた。
「はい。」
誠司は手錠・足枷を付けたまま黒板へ向かった。手錠の鎖は多少長めに作ってあるため一通りのことはできるのだが、足枷は走ろうとすればすぐに転んでしまうようになっていた。誠司は股間にくい込む縄を我慢しながら歩いた。
「この問題ね。」
理恵は教壇まで来た誠司に、黒板を指さしていった。そしてチョークを誠司に渡した。
「はい。」
誠司は難なくその問題を解いてしまった。難関校を受験するため勉強してきた誠司にとっては朝飯前だったのである。調教係と理恵は一瞬驚きを顔に表したが、それはすぐに消えた。
「席に戻って。」
理恵はさっきとは違い、怒ったような雰囲気で言った。誠司は言われたとおり席に戻った。続いて理恵は問題集から問題を選びその問題を黒板に書いた。
「今度は誰に解いてもらおうかしら。」
みな当たらないことを祈ってうつむき加減に下を見ていた。誠司にはその様子が分かった。
「じゃあ、144番。これを解いて。」
誠司の前の女の子が指名された。女の子はゆっくりと立ち上がり、教壇へ向かった。
「はい、これ。」
理恵は144番の女の子にチョークを渡した。女の子はチョークを受け取ったが動かなかった。理恵はニヤリとした。
「わからないの?」
理恵は優しく聞いた。
「はい。」
女の子は小声で答えた。
「じゃあ、黒板に手をついて。」
理恵は平静を装いながら言った。
「え?」
女の子は訳が分からず聞き返した。
「黒板に手をつけろって言ってるのが分からないの?」
理恵は鞭を手に取り、怒気を含みながら言った。
「は、はい。」
女の子は黒板に両手をつけた。すると理恵は女の子のスカートとパンティをおろした。
「覚悟しなさい。あなたが悪いのよ、こんな問題が解けないんだから。」
理恵は女の子のお尻に鞭を1発打ちつけた。ピシャっという音がした。手加減をして打ったのであろう、女の子のお尻はほんのり赤く腫れただけだった。
「はやく服を着なさい。」
理恵は再び平静を装い女の子に命じた。表情には表れなかったが、理恵はうれしそうであった。
女の子は泣きながらパンティとスカートをはいて、席へ戻った。
授業が終わる午後3時くらいまで、このような光景がしばしば見られた。誠司を含め10数人指名され、尻叩きを逃れることができたのは誠司を含めて3人だった。逃れることができた人間の中には早紀も含まれていた。
理恵と調教係が教室を出ていき、しばらくすると各部屋の教育係が奴隷たちを迎えに来た。奈々子も他の部屋の教育係とやって来た。
「さあ、首輪を付けなさい。」
奈々子は5人に命じた。5人は素直に首輪を付けた。
「さあ、行くわよ。」
奈々子は5人の先頭に立ち、彼らの寮室へと向かった。部屋に到着すると、奈々子は皆に首輪と手錠・足枷を外す許可を与えた。
「149番、150番、いらっしゃい。」
誠司と早紀は呼ばれ、奈々子の前に正座した。
「どう、縄は痛かった?ちゃんと反省できた?」
奈々子は笑いながら言った。
「はい。」
早紀は機械的に答え、それにつられて誠司も、
「はい。」
と答えた。
「じゃあ、もう二度と脱走しようとしないって誓いなさい。」
奈々子は早紀に向かって言った。早紀は躊躇しながらも、
「もう二度と脱走しようとしたりしません。」
それを聞くと今度は誠司の顔を見て、
「あなたは、オナニーしないって誓いなさい。」
誠司は小さな声で、
「二度とオナニーはしないと誓います。」
と言った。奈々子は満足そうだった。そして2人に制服を脱ぐよう命じ、2人はそれを受けてセーラー服とスカートを脱いだ。誠司は勃起していた。奈々子は早紀の縄からほどいた。早紀の体には縄の跡が残っていた。続いて誠司を見て、
「ねえ、なんであなたいつも勃起してるの?昨日もそうだったじゃない。縛られるのが好きなの?」
と問いただしたが、誠司の反応は昨日と同じだった。奈々子は気にとめる様子もなく、誠司の縄もほどいた。誠司の体にも早紀と同じ跡が残っていた。2人はそそくさと服を着た。
「今日のメニューはこれで終わりよ。食事は6時くらいかな。それまでは好きにしていいわ。」
奈々子は時計をチラッと見た。午後3時30分前だった。
「そうそう、149番、ちょっと私についてらっしゃい。」
誠司は手錠と足枷をさせられて部屋の外へ出た。奈々子は寮から地下へ階段を下り、教室のある教育棟へ向かっていた。誠司は言われたとおり奈々子についていった。
教育棟の階段を奈々子と誠司は上がっていった。誠司にはだいたい予想がついていた。また何か因縁を付けてお仕置きをするつもりだろうと。
奈々子はお仕置き室のドアを開け、誠司とともに中へ入った。奈々子はゴチャゴチャ置いてある道具の中から鎖のついた首輪を取りだし、誠司の首に取り付け、首輪の鎖と壁から垂れている鎖を南京錠でつないだ。奈々子はその鍵を上着のポケットに入れ、
「ちょっと待っててね。」
と言うと部屋から出ていってしまった。かなり広いお仕置き室ではどこの学年だかわからないが、SコースとMコースの合同実習が行われている最中だった。同じセーラー服を着たSコースの生徒にMコースの生徒が鞭を打たれていた。1人の生徒に1人の奴隷が与えられているようで、奴隷は下半身を露出させられ、セーラー服の上だけを着て、その上から縄で後ろ手に縛られていた。その中で先生らしき人物がウロウロして、生徒に説明をしたりしていた。
誠司がそんな光景に見とれていると、不意に近くのドアが開いた。奈々子が戻ってきたのである、がもう1人の姿があった。今日の誠司たちのクラスを担当した理恵だった。奈々子は鍵を外し、誠司の首輪を外した。そして、奈々子が口を開いた。
「あなた、今日授業中居眠りしてたそうね。新入早々、ちょっと態度が悪いんじゃない?昨日の夜はオナニーしたみたいだし。」
そう言うと理恵が、
「この子、オナニーなんてしたの?」
と言った。奈々子は笑みを浮かべながら、
「そうなのよ。朝起こしに行ったら、ブルマにシミがあったの。」
と言った。理恵もうれしそうに、
「ちょっとお仕置きが必要ね。」
「でしょ、何だか分からないけどいつも勃起してるし。」
奈々子は理恵に言った。そして理恵は誠司に対して、
「スカートとパンティを脱ぎなさい。」
と命じた。先ほどまで合同実習の様子を見ていた誠司には何が行われるか見当がついた。誠司は黙ってスカートとパンティを脱いだ。やはり勃起したままだった。それを見るなり奈々子が、
「ほら。勃起してるでしょ。昨日お仕置きしたときも勃起してたのよ。だからお仕置きが好きなのかって聞いたら違うって言うのよね。」
そう理恵に言った。誠司は恥ずかしかったが、ペニスは立ったままだった。奈々子がどこからか縄と鞭を2本持ってきた。そして2人は手際よく、先ほどの実習でお仕置きされていた生徒と同じように、服の上から後ろ手に縛られ、正座させられた。
理恵はおもむろに、誠司の背中に鞭を打った。ピシッと音がした。誠司は服の上からなら痛みも多少は少なくなるだろうと思っていたが、かなり痛かった。理恵は誠司に対して、
「授業中に眠るなんてどういうつもり?私をなめてるの?」
詰問調で聞いた。さらに言い終わると鞭を打った。
「いいえ。なめていたわけじゃありません。」
誠司は自由のきかない手を動かそうともぞもぞし、痛みを我慢しながら言った。
「じゃあ、なんで寝たりなんてしたの?理由を言ってごらん。」
理恵は厳しく言った。奈々子は誠司の正面に立ち、誠司の様子を見ていた。
「あ、あの、知っている内容だったのでつい寝てしまいました。」
誠司は恐る恐る言った。上目遣いに奈々子を見ると目があった。理恵はそれを聞くと、
「そう、あなたは何でも知ってるの?今度の数学の授業が楽しみだわ。」
そう言うと、今度は奈々子が後ろに回り、理恵は誠司の前に腕を組んで立った。奈々子は、
「昨日の夜、どうやってオナニーしたか言ってごらん。」
理恵と同じような口調で聞くと、鞭を振った。誠司の背中には痛みが走った。誠司のペニスは興奮も収まり、垂れていた。誠司はブルマの上から擦ったとはとても恥ずかしくて言えず、黙っていた。
「何で黙っているの?どうやったか忘れたの?もしかして夢精しちゃったの?」
鞭が振られた。誠司はまだ黙っていた。気がつくと周りでは同じようなお仕置きがもう2組行われていた。奈々子は誠司が黙り込んでいるのが気に入らないらしく、
「何か言ったらどうなの?」
さきほどより大きな声で言い、再び鞭を数回振った。誠司はそれに耐えられず、
「うう、い、言います。」
と言った。奈々子は改めて、
「昨日の夜はどうやってオナニーしたの?」
と聞いた。誠司は、
「布団の中で擦りました。」
と弱々しい声で言った。背中はヒリヒリしていた。奈々子は
「何をおかずにしたの?」
と聞いた。誠司は手を動かそうと試みたが、やはりダメだった。
「何をおかずにぬいたか聞いてんのよ。」
奈々子はいらだちながら言った。誠司は、ブルマの締め付けが気持ちよくて射精してしまったとは言えなかった。
「あの、昔見たエロ本です。」
誠司はそう答えた。するとまた鞭が振られた。
「しょうがない子ね。もうしちゃダメよ。」
奈々子が言うと、誠司はコクリと頷いた。
「今日はこの辺で許してあげる。」
奈々子は優しく言った。いつの間にかお仕置き室では実習が終わり、あっちこっちで先生が生徒をお仕置きしていた。磔にされたり、誠司と同じように縛られたり、様々なお仕置きが行われていたが、男の生徒は誠司しかおらず、先生も全員女性だった。奈々子と理恵は誠司の縄をほどいた。そしてパンティとスカートをはくように言った。
服を着終えると、奈々子は誠司に手錠と足枷を再びかけた。そして寮へと向かった。